リーダーとは、如何にあるべきか?
おじさんも早いもので40代。そーなると、もうリーダーという立場から離れることはできなくなるとです。でも、リーダーになると常に悩むことリーダーシップって、一体どんなの??うーん、難しい問題です。正直おじさんもかなり悩んだのですが、おじさんの趣味な中に、そのヒントになりそうなお話が潜んでおりましたので、ちょっとピックアップ。
パイロットのリーダーとは?
パイロットのリーダーとは、編隊の長。編隊長です。パイロットさんの場合、このリーダーに資格があります。2機編隊長、4機編隊長、それ以上になると、多数機編隊長という資格を有す必要があるのですね。なぜ機数が増えると資格も変わるのか?簡単です。密集して飛行する飛行機の数が増えると、編隊を率いるのが大変になるからです。通常編隊長に付き従う編隊の中の機をウィングマンと言いますが、ウィングマンは、リーダーの動きに基本付き従います。『Stay With Leader』という基本概念ですね。2機の編隊の場合、ウィングマンはリーダーにくっついてればいいですが、3機目は2番機に、4機目は3番機の動きをトレースします。すると、だんだんズレが増幅されて伝わるので、編隊を組むのが難しくなるのです。と、いうことで、我々の状況に置き換えてみても一緒ですね。小さいプロジェクトは比較的簡単。組織が大きくなってくと、まとめるのがだんだん難しくなっていきます。
リーダーが飛ぶときに何を心がけるか?
とにかく一言に尽きます。’’そぉ~っと飛ぶこと’’。なぜかというと、くっついている編隊のウィングマンについてこさせやすくするために、とにかくそ~っと、そ~~~っと飛んであげる事。急激な進路変更はご法度です。んなことしたら、ウィングマンはついてこれない。多数機編隊になったらなおさらですね。なお、普通の戦闘機の編隊だと、基本同一の機種でフォーメーション組みます。お馴染みブルーインパルスの場合、T-4。同じ機体なので、目一杯のエンジンパワー、目一杯の舵をリーダーが使ってしまうと理論的に追いつけません。なので、必ずリーダーは全開から2%程余裕を持たせて機動します。この2%分は、ウィングマンがついてくるために取っておいてあげるのです。
2%の余裕
これが何を意味するか。どんなに緊急事態になったとしても、リーダーはフルパワー、フルマニューバで回避できないということですね。逆にいうと、この2%余力を残した状態で安全に飛行できるように編隊を導いてあげないといけない。常に気流/燃料等を気にしながら、先読み先読みで緊急事態に陥らないように飛行を継続しないと行けないということです。そ~っと、といってもとても技量が要求されるのが分かりますでしょう?
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