我思う 故に我あり

年をとると… anchor.png

いやー、人間、年取ると物覚えが悪くって…。私もそろそろ経験あります。っていうか、もともと私結構バカでございまして、暗記力はあまりよろしくありません。っていうかその前に、私すっごいめんどくさがり&ものぐさでございまして、子供の頃から根っからの勉強嫌い。なるべく努力はしたくない。何とかして楽をしようと考える子供でございました。

だけれども、やはりええカッコはしたいもので、運動だめ、容姿もいまいちとくると、せめて勉強ぐらいはできんとカッコつきませんわな。で、何とかして楽に勉強が覚えられんものかと必死に方法を考え続けてみました。で、ふと少年ジャンプを読んでいた所、ふと見つけた言葉がありました

記憶術!?

これだ!まさにこれしかない!しかし記憶術を覚えるのがめんどーくさいなぁーということで、ろくすっぽ覚えることすらしませんでした。まあ勉強せんでも小学校の勉強は人並み暗いには出来たのでそんなことも考えなかったのですな(笑)

でもこれが、中学校にすすむと、ちと勉強しないでは解らない位になってくるじゃないですか。はっきり言って成績が良いとはとても言えず、さすがに負けず嫌いの私としては、先の楽して覚えたいが首をもたげてきたわけですな。

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んで、記憶術とは? anchor.png

まあ、記憶術といえば、誰でも一度は耳にしたことがあると思います。一番簡単なのは 語呂合わせですね。「鳴くよ(794)うぐいす平安京」「納豆(710)食って平城京」「意欲に(1492)燃えたコロンブス」は今でも忘れません。ほかにも速読術に使われる方法なども合わせるとこんなやつが。

  • 理論そのものではなく、何か印象深い出来事と合わせて覚える(たとえば深夜放送のギャグを言ってたときに覚えてた公式、とか)
  • 文章や数式を覚えるのではなく、絵として覚える(ページのイメージそのものを頭に焼き付ける、速読術でも使う方法ですね)

など、どちらかというと右脳を使う方法です。でも言葉で聞いてもピンと来ませんよね。私もはっきり言って聞くだけ聞いてもさっぱりどうやっていいかわかりませんでした。しか~し、パソコンの勉強をしてみると連想記憶だと気がつきました。

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連想記憶とは? anchor.png

普通記憶装置へのデータの記憶順には、入力した順とか、タイトルの昇順・降順とか、いろいろな入力の仕方があります。ですが一番重要なのは、如何に高速に記憶したデータを引き出してくるかにあります。もうちょっと専門的に言うと、効率のよいサーチアルゴリズムを使える形式に記憶のインデックスを作成するか、です。

人間の脳みそも、あまり覚えが悪いようでいて、実はものすごい記憶容量があることが知られています。記憶できないのは、その記憶を引き出すインデックスがうまく作れていないから引き出すことが出来ないのですね。なので、夢の中のような、記憶のインデックスがぐちゃぐちゃになってる状態だと、すっかり忘れていた昔の記憶の夢が出てきたりすることがあります。これは脳の記憶はあっても、整理して記憶されていないからなのですね。

で、コンピュータで言う連想記憶ですが、こんな風に覚えます。例えばこんなデータ

「僕は会社へ行き、ボーっとし、定時になったら速攻で家に帰り、バラエティを見て23時に寝た」

何の特徴もない覚える特徴もない日記風です。この文字列の文字コードの総和を取り、100で割った余りをインデックスとします。このインデックスが98としましょう。さて、このルール1つ覚えておけば、「こーいう文章の日記を書いたのは何月何日だったかな?」と思い出したい場合、例の計算式を覚えておけば一発でインデックス98が出てきます。でデータに一緒に日付をつけておくと、何月何日の日記だったかを計算式一発で導き出すことが出来るのです。これをハッシュ検索アルゴリズムといいますが、まさに記憶術とはこれです。記憶の引き出しを導き出す単純な計算式を覚えておくことだけ。同じ日記を何日につけたかを延々と覚えるのは無理でも、計算式を一つだけ覚えておくのは難しくないでしょう。人間が大変な作業は、実はコンピュータでも大変なんです。逆にコンピュータのCPU負荷を減らすアルゴリズムは、人間が使うのにも簡単と言えるのですね。

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で、これのどこが数学なんだっけ? anchor.png

はい。そろそろ本題に行こうかと思いますが、コンピュータの勉強をして、連想記憶だと気づき始めた頃に、もっとカルチャーショックを受ける理論と出会いまして。それが

フラクタル理論

です。初めてお聞きになった方もいるかと思います。でもこんな絵はどっかで見たことありませんか?

man2.gif

これはフラクタルでは有名なマンデルブロ集合と呼ばれる計算式を解いたCGなのです。そこかしこで出てくるので1回ぐらい見たことあるでしょう。で、このフラクタル理論の根幹をなすのが、

一見複雑な形も、実は単純な理屈の繰り返しである

という理論です。例えば原子の構造と太陽系、太陽系と銀河系、銀河系と超銀河、真ん中に核があって、その周りをくるくる回っている複数の物体があり…ミクロな視点からマクロな視点まで同じルールの繰り返し。例えばファッション。今は先端と呼ばれているファッションも、実は数10年前に流行ったものの焼き直し(ミニスカートとか、パンツルックとかね)、歴史は繰り返す、なんてのも、一見長い歴史でも、その中は短いスパンで、新興勢力が時の権力者を打ち倒し、権力の座にのし上がると別の新興勢力に滅ぼされ、の繰り返しなどなど。

そして、宇宙物理学の世界では有名な、NASAのSETIプロジェクトの一員カールせーガン博士も科学番組COSMOSで言っています。「宇宙の構造は仏教の曼荼羅と同じである。宗教と科学は昔は一つであった」そう!この理論はものすごく宗教臭いのです。ここで開眼したことがまさにフラクタル理論。

そーか、一見複雑な理屈も、実は単純なルールなんだ!

つまりこの単純なルールを覚えておけばほかにもいろいろ使えるじゃん!と。例えばこんな風に使えます。

  • 会社の管理職と飲み会の幹事はコツが一緒
  • 自動車学校の「ポールがサイドミラーの半分ぐらいに写ったらハンドルを1回切って」は実は車の運転でかなり使う
  • プログラム設計でインタフェースを考えるとき、男女関係でおきる問題を考慮して考えておくと意外に同じ問題がおきやすく、回避しやすい(笑)
  • 座禅の心得「無我の境地」と空手の呼吸法は同じ理屈。で実はα波を強く発生させる呼吸法なのである。つまり空手の呼吸法を会得すれば「無我の境地」に達しやすく、集中力も高まりやすい

てなもんで。つまり如何に難しいものを簡単に考えることが出来るかどうかです。まず自分が馬鹿で、平凡な人であることを自覚して、どれぐらい簡単な事なら覚えておけるか知りましょう。で、難しい話をなるべく自分が考えられるレベルまで簡単化することが重要です。フラクタル理論が記憶術ってのもこれもまたフラクタルの中だな。うん。


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初版日時: 2009-08-16 (日) 22:57:17
最終更新: 2009-08-16 (日) 22:57:50 (JST) (2989d) by maruo
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