1: 2013-06-23 (日) 19:46:23 maruo[5] [6] | |||
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+ | *Googleリーダの突然の終了宣言 [#ce930f0e] | ||
+ | 2013年3月頃、Googleリーダが7月1日をもって、サービスを終了する宣言を出しました。昨今は様々なWebサービスの台頭で、利用者も頭打ちということで、この先伸びる要素のないサービスだから、閉じる、ってことらしいんですけどね。 | ||
+ | 私を含め、それまでGoogleリーダをニュース収集元として使用していた人たちは大わらわ。引越し先をどうするかで議論が巻き起こりました。だってね、いくら古臭い方式だといっても、このRSSリーダ、ニュース情報の収集元としては、すごく便利なんですよ。よく読むサイトがRSSに対応しておけば、RSSフィーダに登録しておき、そこのサイトにアクセスしてチクチク読んでいけば、情報収集できるという便利さ。いちいちサイトを回覧しなくていいってのは、何事にも変えがたい便利さです。サイトの更新情報もわかるしね。 | ||
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+ | で、引越し先をどうするかとおいちゃんも色々考えた結果、Netbives、Feedlyを試してみたわけです。NetbivesはAndroidなどのモバイル端末からの閲覧がいまいち。Feedlyは、非常に良かったのですが、PCからの閲覧がFirefox/Chromeからしかできない、おいちゃんの会社のPCからは閲覧できないなどの都合が悪い点があり、使い勝手としてはいまいちでした。 | ||
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+ | で、そんな感じでFeedlyをだましだまし使用していた所、Tiny Tiny RSSというGoogleリーダクローンともいうべき、自前サーバで動かすことができるオープンソースWebアプリがあるということを聞きつけました。やはり、自前サーバを運用している手前、自分ちのサーバで動かしたほうがいいにきまってる。しかも、Androidアプリもあるっていうことじゃ~無いですか。これは、おいちゃんのユースケースに非常にマッチしている。なもんで、早速インスコして使用して見ることにします。 | ||
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+ | *インストール [#o463e84c] | ||
+ | **DBの設定 [#b10669d0] | ||
+ | Tiny Tiny RSSは、MySQLもしくはPostgreSQLで動作します。おいちゃんはMySQLをベースに使用しております。最近Oracleに買収されてしまってからというもの評判良くないですが、まぁ、最悪はMariaDBに乗り換えてしまえばいいや!ということで、そのまま継続してMySQLでいきます。他のHPでは、フツーにMySQLのコマンドラインでDB設定する方法が紹介されておりますので、私はphpMyAdminで設定する方法を。ちなみに私が使用しているバージョンは3.5.8ですので、ご参考に… | ||
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+ | じつは、もっと簡単な方法があるかも~。ユーザ作成時に、同一名称のDB作成でもいいかもね。 | ||
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+ | ***DBを作成する [#i40e0eda] | ||
+ | phpMyAdminを開き、ログインします。「データベース」タグを開き、「データベースを作成する」の項でTinyTinyRSS用DBの名前を適当に決め(とりあえずttrssとしましょうか)、テキストボックスにttrssと入力し、作成をポチッとな。終了。 | ||
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+ | ***アクセス用ユーザを作る [#hcd2ba2a] | ||
+ | 「ユーザ」タグをポチッとな。ユーザを追加するをポチッとな。ユーザ追加のダイアログが開きましたね。 | ||
+ | :ユーザ名|適当に決めてください。ここではttrssとしますか | ||
+ | :ホスト|プルダウンでローカルを選択。WebサーバとDBサーバが同一ホストで動くということです。ネットワークアクセスは許さん、ということね。 | ||
+ | :パスワード|まぁ、適当に。「パスワードを生成する」を利用するもよし。 | ||
+ | :もう一度入力してください|パスワードの確認入力ね | ||
+ | :ユーザ専用データベース|一応なしで。 | ||
+ | :グローバル特権|全てチェックを外すをポチッとな | ||
+ | ***DBと、先ほど作成したユーザの権限をつなぎ合わせる [#v30423d9] | ||
+ | もいちど「ユーザ」タグをクリック。で、「ユーザを追加する」をポチッとな。「データベースに固有の特権」を選んで「データベースに特権を追加」の項で、DB ttrssをプルダウンで選択。実行ポチッとな。 | ||
+ | おしまいでーす。 | ||
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+ | **Tiny Tiny RSSのインストール [#e3f70f23] | ||
+ | [[Tiny Tiny RSSのホームサイト>http://tt-rss.org/redmine/projects/tt-rss/wiki]]に行き、パッケージをダウンロードしてきます。2013/6/23時点での最新版はVer.1.8です。このファイルを解凍すると、Tiny-Tiny-RSS-1.8ってディレクトリの下に解凍されます。この配下のファイルをWebサーバのDocumentRoot(仮に/var/wwwをしましょうか)に、適当にディレクトリでも切って(仮にttrssとしましょうか)配置します。このttrssディレクトリ配下の権限をすべてWebサーバが動作する権限に設定してやります。 | ||
+ | # chown -R apache.apache ttrss | ||
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+ | んで、自分ちのWebサーバのTiny Tiny RSSがアクセスできるURLのinstallディレクトリにアクセスします。本例だと、http://examle.com/ttrss/installですね。 | ||
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+ | すると、Tiny Tiny RSSの設定画面が現れます。 | ||
+ | :Database Type|MySQLを選択します | ||
+ | :Username|DBにアクセスするユーザ名を指定します | ||
+ | :Password|DBにアクセスする際のパスワードを指定します | ||
+ | :Database name|Tiny Tiny RSS用DB名を指定します | ||
+ | :Host name|省略可 | ||
+ | :Port|省略可 | ||
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+ | で、Test configurationボタンを押します。設定のチェックが行われ、ディレクトリのパーミッション設定について文句言われると思います。適切にパーミッションを設定してあげて、Initiallize databaseボタンをクリックすると、DBが初期化されます。んで、Save configurationをポチッとな。おしまいでーす。 | ||
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+ | **設定 [#idb0576f] | ||
+ | 早速Tiny Tiny RSSにアクセスしてみましょう。ログイン画面が現れますね。初期設定値はユーザ名admin、パスワードpasswordです。ログインしたらパスワード変更しておいてあげてください。 | ||
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+ | 操作→Preferncesで、ユーザタブをクリック。adminを選択して、編集をクリック。パスワード変更しましょうね。 | ||
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+ | その後、普段使用するユーザを追加しましょう。同じ画面で、ユーザの追加をクリック。ユーザを作ってあげて、その後同様要領でパスワード設定してあげましょう。 | ||
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+ | **RSSフィードの自動更新の設定。 [#t23e900b] | ||
+ | Webサーバのアカウント(Gentooだとapacheさんですね)の権限で、cronの設定してやります。 | ||
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+ | 0 * * * * /usr/bin/php /var/www/ttrss/update.php | ||
+ | こんな感じ。おいちゃんは1時間毎に更新するようにしてます。更新間隔は適当に設定してやってください~。 | ||
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+ | **Googleリーダのフィード設定のインポート [#tae581b5] | ||
+ | Googleリーダを開いて、歯車のような設定マークから「リーダの設定」クリック。インポート/エクスポートタグを開いて、「Download your data trough Takeout」をポチッとな。OPML形式の設定ファイルがダウンロードできますから、保存してやります。ダウンロードしたzipファイルを展開すると、「subscriptions.xml」てファイルがあるので、こちらをTiny Tiny RSSにインポートしてあげましょう。 | ||
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+ | Tiny Tiny RSSに先ほど設定した普段使用するユーザ名でログインしてやりましょう。で、操作→Preferences選択。フィードタブを開いたら、OPMLって項があるので、ここをクリック。参照ボタンクリックで、先ほどの「subscriptions.xml」を選択し、「Import my OPML」ボタンをクリックしてあげましょう。これで、Googleリーダからの移行は完了です。 | ||
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+ | **私好みの設定 [#l2bc9466] | ||
+ | Tiny Tiny RSSの設定は、基本、操作→Preferenceから行います。以下は設定しておいた方が便利かな。デフォルト設定からの差分です。 | ||
+ | :Enable API access|チェックマークON 後で解説するAndroidアプリとかを使用する場合、これをONにしないと動作しません。 | ||
+ | :Automatically mark articles as read|チェックマークOFF これがONだと、ブラウザでスクロールすると勝手に既読にされちゃうんだよね… | ||
+ | :組み合わせモードで記事を自動的に展開する|チェックマークOFF この方がGoogleリーダっぽい表示になるし。 | ||
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+ | あとは自分の好きに設定してやってください~。 | ||
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+ | *Tiny Tiny RSSの操作 [#f1257631] | ||
+ | ふつーにGoogleリーダと同じかと思い、スペースキーを押してみたのですが、読み進んではくれません。キー操作は違うみたい…とりあえずおいちゃんが使ってるのは以下。てか、これだけ覚えてれば特に困らんのだけど~。 | ||
+ | :j/kキー|フィードの選択。jで下、kで上だったかな | ||
+ | :n/pキー|記事の選択。nで次の記事、pで前の記事。 | ||
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+ | *スマートフォンで読んでみよう [#e86e2778] | ||
+ | Android向けには、リーダーアプリが存在します。[[TTRSS Reader>https://play.google.com/store/apps/details?id=org.ttrssreader&hl=ja]]と、[[Tiny Tiny RSS>https://play.google.com/store/apps/details?id=org.fox.ttrss&hl=ja]]。TTRSS Readerは無料。Tiny Tiny RSSは7日間お試しで、それ以降使用する場合は、160円位かかります。両方使用してみた結果、Tiny Tiny RSSの方が出来がいいです。さすが有料なだけあります。TTRSS Readerは日本語非対応で、表示も見づらい。Tiny Tiny RSSは日本語対応で表示も洗練されています。Androidアプリは1回支払えばその後永久的に使えるので、160円ぐらいならいいか、と思い購入しちゃいました。 | ||
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+ | 設定画面を開いて、 | ||
+ | :ログイン|先ほどの使用するユーザ名 | ||
+ | :パスワード|ユーザのパスワードを設定 | ||
+ | :Tiny Tiny RSS URL|インストールしたサーバのURL | ||
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+ | を設定してやれば、快適にAndroid端末からも閲覧出来ますよ-。操作はGoogleリーダアプリとほとんど一緒ですね。便利-。 | ||
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+ | *その他 [#i0b3469b] | ||
+ | Tiny Tiny RSSには、[[多くのプラグイン>http://tt-rss.org/redmine/projects/tt-rss/wiki/Plugins]]があります。どうもソーシャル連携プラグインとか、モバイル端末表示対応プラグインとかあるみたい。設定の仕方は、ダウンロードしたプラグインを、Tiny Tiny RSSをインストールしたディレクトリのpluginsディレクトリにインストールし、config.phpの中の以下の行に追加すればいいみたい。 | ||
+ | define('PLUGINS', 'auth_internal, note, updater'); | ||
+ | いろいろ楽しめそうです~。 |
(This host) = https://femt.ddo.jp