[[Gentoo Linuxな生活/サーバ設定関連]] *メールをバックアップしますよ!! [#yf4372d3] メールは、消えてしまうと結構痛い!!せっかくACT/SBYクラスタサーバとかあるわけですし、cyrus-imapdには、レプリケーションって機能があります。ですので、ぜひとも実行してみようと。いうことです。 *cyrus-imapdをレプリカ対応にする。 [#of61c31f] **USEフラグ [#yc0e65bd] package.useを開いて、以下を追加します。 net-mail/cyrus-imapd replication んで、 # emerge --newuse vuD world でまずはインストール完了。 *設定 [#nafacbcf] /usr/share/doc/cyrus-imapd-X.X.XX/html/配下に、{{install-replication.html|install-replication.html}} てのがあります。こちらをご参照してね。これに従ってやっていくのですが、以下のように。 **予備知識 [#n1f1c0ab] :マスタサーバ|通常運用するIMAPサーバ。このサーバの情報をレプリカする :レプリカサーバ|マスタサーバの情報をコピーするサーバ。この人は、普段は運用されないようにしておく。ていうのも、マスターが死んだあと、復活してくるとまた上書きされるから。 **マスタ/レプリカサーバ共通設定。 [#j9bcc5f5] /etc/servicesに、以下を追記します。 csync 2005/tcp **レプリカサーバ設定 [#e2fafc09] /etc/cyrus.confの、SERVICESセクション({}に囲まれているところ)に以下の行を追加するですよ。 SERVICES { #その他、pop3/imap/pop3s/imapsの設定やらやら。 syncserver cmd="/usr/lib64/cyrus/sync_server" listen="csync" #他にも設定やらやら } また、saslpasswd2で、cyrus管理者のパスワード(cyrusのデフォルトだと、cyrusさんかな)を設定しておいてやります。[[ここ>メール+IMAPで悩む#zc8d8469]]参照ね。 **マスタサーバ側 [#l5fc69bc] /etc/imapd.confに、以下を追加してやります。 sync_host: <レプリカサーバホスト名> sync_authname: <レプリカサーバcyrus-imapd管理者名(ふつうはcyrus)> sync_realm: <imapユーザ名の@以下(特に指定なければ、レプリカサーバホスト名)> sync_password: <レプリカサーバで設定したcyrus-imapd管理者パスワード> sync_log: yes でおしまい。 **ローリングレプリケーション [#w707a032] このままだと、マスタサーバ側で、sync-clientコマンドを実行しないといけません。このため、随時バックアップがうまくいくように、マスタサーバ側の/etc/cyrus.confに以下の設定を追加 START { # 他の設定やら… syncclient cmd="/usr/lib64/cyrus/sync_client -r" # 他の設定やら… } 以上です。 *確認 [#dde628fc] マスタサーバ/レプリカサーバ双方で再起動してやります。するってーと…うまく動いていれば、レプリカサーバ側の/var/spool/imapを見ていると、続々とコピーされていく様がわかります。んで、ローリングバックアップを設定しているので、リアルタイムに変更が反映されるって寸法。これで、マスタサーバがこけた際でも、バックアップを参照すればいいし、いざマスタのメールが消えた場合でも、レプリカサーバをマスタサーバに変更して、コピーを持ってくればいいって寸法。やったね♪
(This host) = https://femt.ddo.jp