現: 2009-08-19 (水) 00:53:44 maruo ソース
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 +[[Gentoo Linuxな生活/システム管理関連]]
 +*HeartBeatとは? [#tde66450]
 +HeartBeat=心臓の鼓動。このツールは、2台のPC間で、パケットを定期的に通信し合い、お互いが動作しているかどうかを確認しあいます。片方が、片方からのパケットが届かないことを検知したら、相手が死んだと判断して、自分自身をアクティブにします。アクティブにして、何をするか?は設定しだいということです。
 +
 +*インストール [#lda7a81d]
 + # emerrge heartbeat
 +終了~
 +*設定 [#ad1fcedf]
 +またもやSRV1(192.168.1.1)、SRV2(192.168.1.2)に登場していただきましょう。
 +**設定ファイルの雛形をコピー [#ka3dc233]
 +/usr/share/doc/heartbeat-1.2.3から、ha.cf,haresources,authkeysをコピーしてきます
 + # cp /usr/share/doc/heartbeat-1.2.3/ha.cf /etc/ha.d
 + # cp /usr/share/doc/heartbeat-1.2.3/haresources /etc/ha.d
 + # cp /usr/share/doc/heartbeat-1.2.3/authkeys /etc/ha.d
 +**authkeysを設定 [#s218785f]
 +authkeysのフォーマットは以下のようになっています
 + auth 1
 + 1 crc
 + #2 sha1 HI!
 + #3 md5 Hello!
 +デフォルトだとこんな感じ。まず、1行目のauthを1、2、3のいずれかにします。これで、heartbeatパケットの認証方式を選択します。SHA1やMD5の方がいいだろうと思うのですが、何故かうまく行きませんでした…1番のCRCを選択しています。そして、ファイルのパーミッションを変更してやります。
 + # chmod 600 authkeys
 +
 +**ha.cfの設定 [#t0ce69ee]
 +重要なのは以下の点。
 +:keepalive|heartbeatの感覚
 +:deadtime|どれぐらいで死んだと判断するか
 +:initdead|起動時にどれぐらいで相手が死んだと判断するか
 +:HeartBeatで通信するポート|serial,bcast,mcast,ucastのいずれかです。serialはシリアルポート、bcastは特定ポートにブロードキャスト、mcastはマルチキャスト、ucastはユニキャストです。serialは、専用の通信線でピア2ピアで通信するため、信頼性は最も高い。その他はEtherでもOK。お手軽ですが信頼性は若干下がる。
 +:auto_failback|後で述べる、haresourcesとの設定に関わる。これを設定しておくと、マスタサーバが障害から復旧時に、自動的にマスタサーバに優先権を戻してくれる
 +:node|クラスタに参加する全てのノードを記述しておく。うちでは2台なので、2台登録しておく。uname -nを打って出てきた名前を書いておくです。SRV1,SRV2を書いておきましょう
 +
 +この辺を記述しておけばとりあえずOK
 +これを双方のサーバSRV1,SRV2に置いておきます。
 +**haresources [#j18b3f25]
 +haresourcesは、自分がアクティブになったときに何をするか、を以下のフォーマットで記述していきます。
 + マスタノード名 アドレス コマンド::オプション コマンド::オプション コマンド::オプション....
 +-マスタノード名は、優先するノード。先のauto_failbackが設定されている場合は、こちらのサーバが復帰すると、マスタノード側がアクティブに戻るように動いてくれます。
 +-アドレスは、双方で引き継ぎあうアドレスです。アクティブになると、このアドレスを自分のノードにつけるように動作します。
 +-コマンド::オプションは、/etc/ha.d/resource.d(こちらが優先)もしくは、/etc/init.d/の下にあるコマンドを呼び出します。オプションがついていると、アクティブになるときには
 + コマンド オプション start
 +スタンバイになるときには
 + コマンド オプション stop
 +というコマンドを自動実行します。
 +
 +*動作確認 [#e9e9642b]
 + # /etc/init.d/heartbeat start
 + # rc-update add heartbeat default
 +をSRV1,SRV2で動かします。/var/log/messageを見てみましょう。どうでしょうか??うまく通信成立してるのが見えますか?
 +
 +ためしに片方HeartBeatを落としてみましょう。もう片方にアドレスがつけ変わってますか?そこまで行けば、HeartBeatが正常稼動した証拠ですね。
  

  • Gentoo Linuxな生活/HeartBeat のバックアップ差分(No. All)
    • 現: 2009-08-19 (水) 00:53:44 maruo

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