3: 2009-10-04 (日) 17:27:08 maruo ソース 現: 2010-06-23 (水) 02:49:55 maruo ソース
Line 52: Line 52:
まずはLVMにしたいディスクのパーティションタイプをfdiskで変更します まずはLVMにしたいディスクのパーティションタイプをfdiskで変更します
 #fdisk /dev/hdb  #fdisk /dev/hdb
 + 
 このディスクのシリンダ数は 15017 に設定されています。  このディスクのシリンダ数は 15017 に設定されています。
 間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合  間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合
Line 59: Line 59:
 2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト  2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト
   (例. DOS FDISK, OS/2 FDISK)    (例. DOS FDISK, OS/2 FDISK)
 + 
 コマンド (m でヘルプ): p  コマンド (m でヘルプ): p
 + 
 Disk /dev/hdb: 123.5 GB, 123522416640 bytes  Disk /dev/hdb: 123.5 GB, 123522416640 bytes
 255 heads, 63 sectors/track, 15017 cylinders  255 heads, 63 sectors/track, 15017 cylinders
 Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes  Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
 + 
 デバイス Boot      Start        End      Blocks  Id  System  デバイス Boot      Start        End      Blocks  Id  System
 /dev/hdb1              1      15017  120624021  83  Linux  /dev/hdb1              1      15017  120624021  83  Linux
 + 
Idが83ですよね。SystemがLinuxです。このhdb1を変更します。 Idが83ですよね。SystemがLinuxです。このhdb1を変更します。
Line 74: Line 74:
 Selected partition 1  Selected partition 1
 16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 8e  16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 8e
 + 
 コマンド (m でヘルプ): p  コマンド (m でヘルプ): p
 + 
 Disk /dev/hdb: 123.5 GB, 123522416640 bytes  Disk /dev/hdb: 123.5 GB, 123522416640 bytes
 255 heads, 63 sectors/track, 15017 cylinders  255 heads, 63 sectors/track, 15017 cylinders
 Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes  Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
 + 
 デバイス Boot      Start        End      Blocks  Id  System  デバイス Boot      Start        End      Blocks  Id  System
 /dev/hdb1              1      15017  120624021  8e  Linux LVM  /dev/hdb1              1      15017  120624021  8e  Linux LVM
Line 120: Line 120:
順を追って説明すると/dev/hda7の物理ボリュームを作成。/dev/hda7を追加してボリュームグループlvmを拡張。ロジカルボリューム/dev/lvm/shareを120G拡張。最後にreiserfsのファイルサイズを拡張して、作業終了でっす。再度マウントしたら、データが消去されずにディスク領域が広がってるのが分かるはず。これはすごいっしょ?? 順を追って説明すると/dev/hda7の物理ボリュームを作成。/dev/hda7を追加してボリュームグループlvmを拡張。ロジカルボリューム/dev/lvm/shareを120G拡張。最後にreiserfsのファイルサイズを拡張して、作業終了でっす。再度マウントしたら、データが消去されずにディスク領域が広がってるのが分かるはず。これはすごいっしょ??
 +
 +*ディスクの交換 [#be751a58]
 +しばらく使用していたら、ディスクから異音が…そろそろ寿命かしら。ど、どうしよう~~~。てなときに、LVMの場合データを生かしたまま移動する手段があるんですよ。やってみましょう。~
 +
 +さて、このとき増設ディスクを/dev/sdc、故障間近のディスクを/dev/hddとしますね。
 +このとき注意するのは、交換するディスクのデータを移動するために、最低限同じ容量のディスクが必要ってことね。この時、ボリュームグループlvmのパーティションは、マウント解除しておくのをおすすめします。
 +**ディスクをまず増設してみる [#td0277c2]
 +バラして、ディスクをのっけてみましょうね。
 +**増設したディスクを使用できるようにする。 [#f8e67436]
 +-fdiskでパーティション切る
 +-パーティションタイプを8eに
 +-fdiskプロンプトのwコマンドでパーティション情報を書き込む
 +-qで終了
 +
 +**増設したディスクをpvcreateして、vgextendする [#b54ebdea]
 +増設したディスクを、1ボリュームのパーティション切ったとして、話を進めましょう
 + # pvcreate /dev/sdc1
 + # vgextend lvm /dev/sdc1
 +これで、容量はそのままで、ボリュームグループlvmが使用されていないFree PEが増えた状態になります。
 +
 +**/dev/hddの内容を移動 [#cd6f31fa]
 +pvmoveコマンドを使用します。/dev/hddは、同じく1ボリュームのパーティションだとします。
 + # pvmove /dev/hdd1
 +これで、せこせことhdd1にあるPEが、sdc1に移動し始めます…移動が100%になったところで、pvdisplayコマンド打ってみてください。hdd1の Allocated PEが0になって、 Free PEが増えているはず。~
 +かわりに、/dev/sdc1に、hdd1分のAllocated PEが増えているはずです。
 +**/dev/hddをボリュームグループから削除する [#c39e69bd]
 + # vgreduce lvm /dev/hdd1
 +最後に
 + # pvremove /dev/hdd1
 +これで、/dev/hddを引っこ抜いてもOKな状態になりました。電源落として、HDDを引っこ抜きましょう。ね、簡単でしょ…
 +
*Snapshotを利用したバックアップ [#e404c303] *Snapshotを利用したバックアップ [#e404c303]


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