2: 2009-08-19 (水) 00:34:40 maruo[6] [7] | 現: 2010-06-23 (水) 02:49:55 maruo[6] [8] | ||
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Line 35: | Line 35: | ||
<M> Device mapper support | <M> Device mapper support | ||
このDevice Mapper supportをON、もしくはモジュール化してやります。~ | このDevice Mapper supportをON、もしくはモジュール化してやります。~ | ||
- | ここで、''カーネル2.6を利用して、udev化している''のであれば、/etc/udev/rules.d/50-udev.rulesを開いて、 | ||
- | KERNEL="dm-[0-9]*", PROGRAM="/sbin/devmap_name %M %m", NAME="%k", SYMLINK="%c" | ||
- | |||
- | のコメントをはずしてやります。でないと、リブートしたらLVMボリュームが消去されちゃうんだって。気をつけてね! | ||
Line 56: | Line 52: | ||
まずはLVMにしたいディスクのパーティションタイプをfdiskで変更します | まずはLVMにしたいディスクのパーティションタイプをfdiskで変更します | ||
#fdisk /dev/hdb | #fdisk /dev/hdb | ||
+ | |||
このディスクのシリンダ数は 15017 に設定されています。 | このディスクのシリンダ数は 15017 に設定されています。 | ||
間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合 | 間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合 | ||
Line 63: | Line 59: | ||
2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト | 2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト | ||
(例. DOS FDISK, OS/2 FDISK) | (例. DOS FDISK, OS/2 FDISK) | ||
+ | |||
コマンド (m でヘルプ): p | コマンド (m でヘルプ): p | ||
+ | |||
Disk /dev/hdb: 123.5 GB, 123522416640 bytes | Disk /dev/hdb: 123.5 GB, 123522416640 bytes | ||
255 heads, 63 sectors/track, 15017 cylinders | 255 heads, 63 sectors/track, 15017 cylinders | ||
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes | Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes | ||
+ | |||
デバイス Boot Start End Blocks Id System | デバイス Boot Start End Blocks Id System | ||
/dev/hdb1 1 15017 120624021 83 Linux | /dev/hdb1 1 15017 120624021 83 Linux | ||
+ | |||
Idが83ですよね。SystemがLinuxです。このhdb1を変更します。 | Idが83ですよね。SystemがLinuxです。このhdb1を変更します。 | ||
Line 78: | Line 74: | ||
Selected partition 1 | Selected partition 1 | ||
16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 8e | 16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 8e | ||
+ | |||
コマンド (m でヘルプ): p | コマンド (m でヘルプ): p | ||
+ | |||
Disk /dev/hdb: 123.5 GB, 123522416640 bytes | Disk /dev/hdb: 123.5 GB, 123522416640 bytes | ||
255 heads, 63 sectors/track, 15017 cylinders | 255 heads, 63 sectors/track, 15017 cylinders | ||
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes | Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes | ||
+ | |||
デバイス Boot Start End Blocks Id System | デバイス Boot Start End Blocks Id System | ||
/dev/hdb1 1 15017 120624021 8e Linux LVM | /dev/hdb1 1 15017 120624021 8e Linux LVM | ||
Line 124: | Line 120: | ||
順を追って説明すると/dev/hda7の物理ボリュームを作成。/dev/hda7を追加してボリュームグループlvmを拡張。ロジカルボリューム/dev/lvm/shareを120G拡張。最後にreiserfsのファイルサイズを拡張して、作業終了でっす。再度マウントしたら、データが消去されずにディスク領域が広がってるのが分かるはず。これはすごいっしょ?? | 順を追って説明すると/dev/hda7の物理ボリュームを作成。/dev/hda7を追加してボリュームグループlvmを拡張。ロジカルボリューム/dev/lvm/shareを120G拡張。最後にreiserfsのファイルサイズを拡張して、作業終了でっす。再度マウントしたら、データが消去されずにディスク領域が広がってるのが分かるはず。これはすごいっしょ?? | ||
+ | |||
+ | *ディスクの交換 [#be751a58] | ||
+ | しばらく使用していたら、ディスクから異音が…そろそろ寿命かしら。ど、どうしよう~~~。てなときに、LVMの場合データを生かしたまま移動する手段があるんですよ。やってみましょう。~ | ||
+ | |||
+ | さて、このとき増設ディスクを/dev/sdc、故障間近のディスクを/dev/hddとしますね。 | ||
+ | このとき注意するのは、交換するディスクのデータを移動するために、最低限同じ容量のディスクが必要ってことね。この時、ボリュームグループlvmのパーティションは、マウント解除しておくのをおすすめします。 | ||
+ | **ディスクをまず増設してみる [#td0277c2] | ||
+ | バラして、ディスクをのっけてみましょうね。 | ||
+ | **増設したディスクを使用できるようにする。 [#f8e67436] | ||
+ | -fdiskでパーティション切る | ||
+ | -パーティションタイプを8eに | ||
+ | -fdiskプロンプトのwコマンドでパーティション情報を書き込む | ||
+ | -qで終了 | ||
+ | |||
+ | **増設したディスクをpvcreateして、vgextendする [#b54ebdea] | ||
+ | 増設したディスクを、1ボリュームのパーティション切ったとして、話を進めましょう | ||
+ | # pvcreate /dev/sdc1 | ||
+ | # vgextend lvm /dev/sdc1 | ||
+ | これで、容量はそのままで、ボリュームグループlvmが使用されていないFree PEが増えた状態になります。 | ||
+ | |||
+ | **/dev/hddの内容を移動 [#cd6f31fa] | ||
+ | pvmoveコマンドを使用します。/dev/hddは、同じく1ボリュームのパーティションだとします。 | ||
+ | # pvmove /dev/hdd1 | ||
+ | これで、せこせことhdd1にあるPEが、sdc1に移動し始めます…移動が100%になったところで、pvdisplayコマンド打ってみてください。hdd1の Allocated PEが0になって、 Free PEが増えているはず。~ | ||
+ | かわりに、/dev/sdc1に、hdd1分のAllocated PEが増えているはずです。 | ||
+ | **/dev/hddをボリュームグループから削除する [#c39e69bd] | ||
+ | # vgreduce lvm /dev/hdd1 | ||
+ | 最後に | ||
+ | # pvremove /dev/hdd1 | ||
+ | これで、/dev/hddを引っこ抜いてもOKな状態になりました。電源落として、HDDを引っこ抜きましょう。ね、簡単でしょ… | ||
+ | |||
*Snapshotを利用したバックアップ [#e404c303] | *Snapshotを利用したバックアップ [#e404c303] |
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