1: 2009-08-20 (木) 00:10:00 maruo ソース 現: 2011-01-30 (日) 22:16:11 maruo ソース
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-Anthy -Anthy
-PRIME -PRIME
 +-Google日本語入力
ATOKやWnnの商用製品は、お金を払って買ってくるソフトです。金を払う分、変換効率もぴか一。Windows用変換プロセッサと変わらない使い心地で入力できますが、こちとら貧乏暇無し。なかなかお金を払えない分Linuxでサーバをやっているという経済事情もあります。ですので、その他のフリーに行ってみたいのですが、正直言って、UNIXの日本語入力環境は、お世辞にも「こら便利♪」とは行きません。逆に非常にめんどくさく、しかも結構''あほ''なのです。~ ATOKやWnnの商用製品は、お金を払って買ってくるソフトです。金を払う分、変換効率もぴか一。Windows用変換プロセッサと変わらない使い心地で入力できますが、こちとら貧乏暇無し。なかなかお金を払えない分Linuxでサーバをやっているという経済事情もあります。ですので、その他のフリーに行ってみたいのですが、正直言って、UNIXの日本語入力環境は、お世辞にも「こら便利♪」とは行きません。逆に非常にめんどくさく、しかも結構''あほ''なのです。~
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:Anthy|最近(?)登場してきた比較的新しい変換プロセッサ。セキュアな変換環境が売り :Anthy|最近(?)登場してきた比較的新しい変換プロセッサ。セキュアな変換環境が売り
:PRIME|予測変換という、携帯電話の変換のような事をしてくれる。「あ」と一文字入れると「ありがとう」「甘い」などの変換候補を出してくれるあれ。 :PRIME|予測変換という、携帯電話の変換のような事をしてくれる。「あ」と一文字入れると「ありがとう」「甘い」などの変換候補を出してくれるあれ。
 +:Google日本語入力|Googleが出した、WinでもLinuxでも共通に使用できるIMEです。
-で、私はどうしたか?最初cannaを入れてみたのですが、それでは面白くない!ってんで、人から教わったAnthyを入れてみました。別に他でも良かったのですが、「比較的新しくて、面白そうですよ」と乗せられてしまいました。そいつはSKK使ってるのにな~。人身御供です。+で、私はどうしたか?最初cannaを入れてみたのですが、それでは面白くない!ってんで、人から教わったAnthyとGoogle日本語入力を入れてみました。 
 + 
 +**Anthyを入れてみる [#r4f4731b] 
 +***インストール [#o28ed9d5] 
 +別に他でも良かったのですが、「比較的新しくて、面白そうですよ」と乗せられてしまいました。そいつはSKK使ってるのにな~。人身御供です。
 emerge -U -b anthy  emerge -U -b anthy
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という一文を書き加えます。終わり。このsite-gentoo.elというファイルに、インストールしたelispの初期設定をportageが書き込んでおいてくれるので、これだけで設定がすむという寸法。''Ctrl+\''で入力環境が起動します。ステータスバーに<Anthy あ>と出たら日本語入力可能になった証拠。入力してみましょう。うまく日本語が入りましたか?SPACEバーで変換。範囲指定はSHIFT+矢印。文節移動は左右矢印。これは結構操作感いいですね。キーバインドも直感的に操作できる。かなり気に入りました♪ という一文を書き加えます。終わり。このsite-gentoo.elというファイルに、インストールしたelispの初期設定をportageが書き込んでおいてくれるので、これだけで設定がすむという寸法。''Ctrl+\''で入力環境が起動します。ステータスバーに<Anthy あ>と出たら日本語入力可能になった証拠。入力してみましょう。うまく日本語が入りましたか?SPACEバーで変換。範囲指定はSHIFT+矢印。文節移動は左右矢印。これは結構操作感いいですね。キーバインドも直感的に操作できる。かなり気に入りました♪
-**Xでも使ってみたいよね [#jfc30cb9]+***Xでも使ってみたいよね [#jfc30cb9]
UNIXでは、日本語入力環境を標準的に使うのって結構しちめんどくさいんですね。Xにマルチバイト文字を流し込んでやるためには、XIM(XInputMethod)というインタフェースを使用するのが一般的。で、このインタフェースと、日本語入力プロセッサの仲介役をしてくれるソフトをインストールする必要があるわけですね。Anthyでは、UIMという新しいGnome限定入力メソッドを持っていて、これを利用します。このパッケージに、UIM-XIMというツールも入っていて、これでXIMなやつにも対応できる寸法。 UNIXでは、日本語入力環境を標準的に使うのって結構しちめんどくさいんですね。Xにマルチバイト文字を流し込んでやるためには、XIM(XInputMethod)というインタフェースを使用するのが一般的。で、このインタフェースと、日本語入力プロセッサの仲介役をしてくれるソフトをインストールする必要があるわけですね。Anthyでは、UIMという新しいGnome限定入力メソッドを持っていて、これを利用します。このパッケージに、UIM-XIMというツールも入っていて、これでXIMなやつにも対応できる寸法。
-***インストール&設定 [#n63af710] + # emerge -b uim uim-toolbar-qt4 
- emerge -b uim +はい、インストール完了。設定してみましょう。.xprofileに以下の記述を追記いたします。 
-はい、インストール完了。設定してみましょう。私の場合は、gdmからXでログインする予定です。で、Xを立ち上げるというても、mythfrontend(HDDレコーダーのユーザーインタフェース)のためにしか使わないので、ユーザーホームディレクトリに.xsessionというファイルを作って、以下の内容を書いておきます。 + export XMODIFIERS="@im=uim" 
- #GTK用入力モジュール設定 + export GTK_IM_MODULE="uim" 
- GTK_IM_MODULE=uim-anthy + export QT_IM_MODULE="uim" 
- export GTK_IM_MODULE + exec uim-toolbar-qt4 & 
- #uim-anthyの設定ファイル + 
-&nbsp;export GTK_IM_MODULE_FILE=~/gtk.immodules +**Google日本語入力 [#qf4ef4c3] 
- #uim-ximを使用するための設定 +こちらの場合は、IBUSという仕掛けを利用いたします。さて、ついでなんで、AnthyのIBUS設定も行っちゃいますかね。 
- export XMODIFIERS=@im=uim-anthy +***インストール [#m0c20e2a] 
- /usr/bin/uim-xim & + # emerge ibus-mozc ibus-anthy ibus-qt 
- #「全角/半角」キーで変換機能を有効にする +***設定 [#u37cd2f0] 
- xmodmap -e 'keycode 49 = Zenkaku_Hankaku' +.xprofileに以下の記述を追記いたします。 
- #mythfrontend起動 + export XMODIFIERS="@im=ibus" 
- /usr/bin/mythfrontend+ export GTK_IM_MODULE="ibus" 
 + export QT_IM_MODULE="ibus" 
 + ibus-daemon -d -x
-あと、/etc/gtk-2.0からgtk.immodulesの雛形を自分のホームディレクトリにコピーしてきます。 +これで、ibus-setupコマンドを実行すると、IBUS系のInputMethodの設定が出来ます。う~ん、Google日本語入力、賢ーい。ただ、実はまだKDEでは成功していないんだよね…
- cp /etc/gtk-2.0/gtk.immodules ~ +
-何もいじらないでいいはず。これでmythtv画面上で、文字入力フィールドで、「全角/半角」キーで日本語入力できるようになります。よっしゃよっしゃ♪+


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