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Gentoo Linuxな生活​/PostfixとCyrusImapをLDAP認証 のバックアップ差分(No.1) :: Nest Of Hawk

xpwiki:Gentoo Linuxな生活/PostfixとCyrusImapをLDAP認証 のバックアップ差分(No.1)

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1: 2011-01-08 (土) 20:31:19 maruo[5] ソース[6]
Line 1: Line 1:
 +*SASL認証をLDAPに置換する。 [#e2f36886]
 +SASL((Simple Authentication and Security Layer))は、LDAP/Postfix/ipapデーモンなどの認証基盤となるライブラリです。メールを送信したり、メールを閲覧したりする際に、ユーザ、パスワード入力を要求されたりするときありますね。あれです。通常は、SASLもデータベース(sasldb)てのを持っていて、こちらにユーザ情報を登録しておくと認証ができます。
 +で、これをやめ、LDAPの情報を用いて認証するように変更いたします。そのためには、saslauthdというデーモンをかまし、postfix/cyrus-imapd→saslauthd→LDAPという順でアカウント情報を引くように設定いたします。
 +
 +*saslauthdの設定 [#g9b174c5]
 +**/etc/saslauthd.conf [#r62f1485]
 +/etc/saslauthd.confを以下のようなフォーマットで作成いたします。
 +
 + ldap_servers: ldap://foo.example.com/
 + ldap_search_base: ou=People,dc=example,dc=example
 + ldap_bind_dn: cn=syncuser,dc=example,dc=example
 + ldap_password: secret
 +ここまでやってきたら、大体設定の意味は分かっているでしょう。ldaps://にするというのもいい手ですね。で、
 +**起動 [#k534f247]
 +saslauthdを起動します。ついでに自動起動も設定しておきますか。
 + # /etc/init.d/saslauthd start
 + # rc-update add saslauthd default
 +
 +*postfixの設定 [#ff039f4a]
 +**/etc/sasl2/smtpd.conf [#m599a24e]
 +/etc/sasl2/smtpd.confというファイルがあります。これは、postfixが、何を使用して認証するかを規定しています。以下のようにしてやりましょう。
 + pwcheck_method:saslauthd
 + mesh_list: LOGIN PLAIN CRAM-MD5 DIGEST-MD5 NTLM
 +あとは、[[SMTP-AUTH+Secure-IMAPで悩む ]]の項で実施した内容がなされていればOK!で、再起動してやってあげてください。
 + # /etc/init.d/postfix restart
 +
 +*cyrus-imapdの設定 [#c442c25e]
 +**/etc/imapd.conf [#o061ad7a]
 +こいつの、以下の項目を設定します。
 + sasl_pwcheck_method:    saslauthd
 +以上おしまい。あとは、[[SMTP-AUTH+Secure-IMAPで悩む ]]の項で実施した内容がなされていればOK!で、再起動してやってあげてください。
 +
 +意外と簡単だったでしょ?SMTP-AUTHやIMAP-TLSが設定されてれば、認証基盤がsaslauthd経由LDAPになっただけで、使用感は全く変化ない、はずですよね。
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