LiveCDを作ろう
GentooのLiveCDって、とっても便利。PCがトラぶったときの緊急ブート用CDとして使えるし、あれだけあればPCデータのサルベージにも一応困らないし。まぁ、強いて言うと、いくつか使いづらいところもあるんだけどね。
- 日付が必ずUTC
- デスクトップ環境が無いので、レスキューとインストール程度にしか使えない
といった具合で、その他の用途となると少々弱い。ということで、他の用途に使いたい場合は、いろいろ自作が必要になる、と言うわけですね。
Catalystをインストール
Catalystとは、CiscoのL2スイッチではありません。LiveCDを作成するための自動シェルスクリプトです。非常に便利なのですが、オリジナルでいろいろインストールしようと考えたら、結構厄介な代物でした。なにはともあれインストール。
# USE="doc" emerge catalyst
さて、これでインストールされました。USEにdocを追加する理由は、サンプル設定ファイルがあったほうが、作るのに便利だから、です。
LiveCDが出来るまで
LiveCDを作成するためには、種が必要なのです。種とはなにか?LiveCDの元となるネタです。分かりやすく言うとベースになるルートファイルシステム全部。CD単体で動くためにはHDと同じ中身が必要なんですね。ですが、CDやDVDには容量制限があるので、その範囲に収まる程度でなければならない。700Mbyte以内か、4.7Gbyte以内。実際には、圧縮ファイルシステムを利用しますから、その倍くらいの内容まではOK。でCatalystではどのように実行されるかと言うと
livecd-stage1 | stage3イメージを利用して、CD-ROMにインストールされるルートイメージを作る |
livecd-stage2 | livecd-stage1イメージをCD-ROMに書き込めるISOイメージに変換する |
となります。
Catalystの使い方
Catalystは、Pythonのシェルスクリプトです。様々なオプションを設定できます。が、楽なのはオプションを設定したファイルで一括で読み込ませるのが楽です。実際には
# catalyst -f [設定ファイル]
で、手っ取り早くサボるか、まじめに行うかを選択します。まじめに行う場合は
- snapshot(porageの元ね)を作る
- stage3→livecd-stage1を作る
- livecd-stage1→livecd-stage2(ISOイメージ)を作る
とやります。
手を抜く場合は、
- snapshotとstage3をgentooのミラーサイトから取ってくる
- catalystが使用する場所にあらかじめ置いておき、livecd-stage2の作業だけする
と言うやり方があります。
どちらもかなり長いので、ドキュメントを改めましょう~
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