では、これでプラットフォームが出来上がりましたので、DRBDのプラットフォームに乗せてみましょう。おいちゃんが行うのはこれです。 MySQL,apache2,sambaでやってみようと思います。あとはいろいろと各自の応用でどうぞ。
Webのページデータと、MySQLのデータベースをDRBDに乗せて、2つのサーバで切り替えを達成しましょう。
# rc-update del mysql default # rc-update del apache2 default # rc-update del samba default
SRV1,SRV2双方で実施します。
DRBDをSRV1でprimaryにしましょう。んで、/mnt/drbdにマウントします
# drbdadm primary drbd0 # mount /dev/drbd0 /mnt/drbd
デフォルトだと、MySQLデータベースは/var/lib/mysqlにあります。これを/mnt/drbdにコピー。/var/lib/mysqlをこのコピーした先のディレクトリにしてみます。
# rsync -a /var/lib/mysql /mnt/drbd # ln -s /mnt/drbd/mysql /var/lib/mysql
apacheのコンテンツも、デフォルトは/var/www/localhost/htdocsなので、これまたコピーしてやります。
# rsync -a /var/www/localhost /mnt/drbd
apacheは、/etc/apache2/vhosts.d/00_default_vhost.confのDocumentRoot,Directoryディレクティブのパスを変更しておきましょう。
こんな感じ。SRV1をマスタサーバにして、192.168.1.10を共有アドレスとした設定にしましょう。
SRV1 192.168.1.10/24 drbddisk::drbd0 \ apache2:: \ mysql:: \ samba:: \
apache2,mysql,sambaは、/etc/init.dの下にある奴で、リンクを張っておいてやりましょうか。
# ln -s /etc/init.d/apache2 # ln -s /etc/init.d/mysql # ln -s /etc/init.d/samba
DRBDのおまけでついてきたresource.dの下にあるdrbddiskというシェル。DRBDをプライマリ、セカンダリに変更するだけなので、ちょこっと小細工します。
start) # try several times, in case heartbeat deadtime # was smaller than drbd ping time try=6 while true; do $DRBDADM primary $RES && break let "--try" || exit 20 sleep 1 done mount /dev/$RES ←追加してやるっす ;; stop) # exec, so the exit code of drbdadm propagates umount /dev/$RES ←追加してやるっす exec $DRBDADM secondary $RES ;;
さらに、mount,umountのとき、デバイス指定でマウントが出来るようにfstabに書いておきます。
/dev/drbd0 /mnt/drbd reiserfs noauto,noatime,notail 0 0
完全に機能のコピーのため、SRV1,SRV2とも同じ設定をしておきます。するてーと、SRV1,SRV2が完全な機能コピーの2重化サーバになります。
# /etc/init.d/heartbeat start
をSRV1,SRV2で起動します。起動したあと、SRV1にアドレス192.168.1.10がつき、apache,samba,mysqlの起動が確認できましたか?SRV2では起動しないことが確認できましたか??Webアクセスは出来ますか?sambaアクセスできますか?
SRV1のheartbeatを落としてみましょう。SRV2にドレス192.168.1.10がつき、apache,samba,mysqlの起動が確認できましたか?Webアクセスは変わらずできますか?sambaも変わらずアクセスできますか?
うまく行ったら完了です~
完全な機能コピーだけではなく、補完サーバとするために、一部だけ起動するとか、切り替わったらクライアント機能を停止させるとか。うちだと、バックアップマシンのautofsを停止するとか設定を行ってます。いろいろ応用範囲はありますね~
(This host) = https://femt.ddo.jp