動かすための準備
- ブロードバンドルーターの配下にある場合、UDPポート5060(UDPで接続する場合)、TCPポート5061(TLSで接続する場合)、RTPのポート(今の設定ではUDP10000~10009)をAsteriskが起動しているサーバに転送するように設定しておく
- IPフィルタをサーバに設定している場合は、IPフィルタを適切な形で解除しておくこと。
動作確認時にやっておくと便利なこと
Asteriskには、コマンドラインを起動する方法があります。Asteriskのサーバが起動している状態で、コマンドラインから
# asterisk -vvvvvr
と起動すると、Asterisk制御用のコンソールが開きます。-vvvvvと入れていると、動作時のログが画面に表示されます。
まずは、SIPコネクションがきちんと張られているかの確認です。
host*CLI>sip show peers
と打ってみると、登録されているSIPコネクションの一覧が表示されます。Unknownの項目などは無しになっていますか?であれば、きちんと接続されています。コネクションが確立しない場合は、クライアント側を再接続してみたり、リブートしてみましょう。接続時にログが出ます。
- パスワードが違うとか
- 接続の条件がおかしいとか
出てたら、それを見ながらサーバ、クライアントの設定を見直しましょうね~。
動作試験
以下をやってみて、問題なければOKでしょう。できれば、外線電話が一つあると便利ですね。私はガラケーを一つ持っていたので助かりました。
内線Aが家電話、内線Bがスマフォ、外線電話をGとします
まずはローカルNW(無線LANの中)内で。その後、内線BをモバイルNW(LTEとか)にしてみて。
- 内線A→Bに電話。電話にでる。双方の声が聴こえること
- 内線B→Aに電話。電話にでる。双方の声が聴こえること
- 内線A→Bに電話。30秒放置プレイで留守電になり、録音する。内線Bから留守電確認(内線18)。動くこと
- 内線B→Aに電話。30秒放置プレイで留守電になり、録音する。内線Aから留守電確認(内線18)。動くこと
- 内線A→Bに電話。30秒放置プレイで留守電になり、録音する。内線Aから留守電確認(内線19)。動くこと
- 内線A→外線Gに電話。双方の声が聴こえること。発信番号が内線Aの直通番号であること
- 内線B→外線Gに電話。双方の声が聴こえること。発信番号が内線Bの直通番号であること
- 外線G→内線Aの直通に電話。全端末鳴ること。
- 外線G→内線Aの直通に電話。内線Aで出る。双方の声が聴こえること。
- 外線G→内線Aの直通に電話。内線Aで出る。内線Bに転送。転送成功し、通話できること。
- 外線G→内線Aの直通に電話。内線Bで出る。双方の声が聴こえること。
- 外線G→内線Aの直通に電話。内線Bで出る。内線Aに転送。転送成功し、通話できること。
- 外線G→内線Aの直通に電話。30秒放置プレイで留守電起動し録音できること。合わせて留守録が聞けること確認
- 外線G→内線Bの直通に電話。双方の声が聴こえること。
- 外線G→内線Bの直通に電話。30秒放置プレイで留守電起動し録音できること。合わせて留守録が聞けること確認
- 外線G→内線Bの直通に電話。内線Aに転送。転送成功し、通話できること。
ローカルNW内だと大丈夫だけど、LTEにするとダメとかあります。その際は、Asteriskの動作ログとか、最悪パケットキャプチャを取って調べる必要がありまーす。これね、着信は動くけど、発信は動かないとかってあって大変でした…。大体は、extensions.confのダイヤルプランの設定ですね。発信先番号にマッチする条件が定義されてないとかね。
接続のエラーが出る場合は、疑う所は、sip.conf/クライアントの設定、ファイアウォールの設定などかな。
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