量子力学ぅ??
う~ん、なんとも難しそうな話題ですねぇ。
普通の物理の世界では、ニュートン先生や、アインシュタイン先生が言うところの物理法則によって、物体の運動が規定できます。つまり完全に運動を予測可能な範囲内に収めることができるんですね。それを、だんだんだんだんちっちゃく、ちっちゃく、ちっちゃ~~~く原子核とか、電子一個とかいうレベルにまで小さくしていくと、電子がそこに居るかどうかは、見てみないとわからない。逆に見てしまうと、そのときどんな風に動いていたか解らないという、物理学の偉い人から言わせると、そんなあほな~!という理論なわけです。で、どうするかと言うと、そーいう世界では、確率でしか物事は測れない。つまり居る確率何%、居ない確率何%って奴ですね。
シュレイディンガーの猫
物理の世界では、いわゆる思考実験というやつを良くやるそうで、実際にはできないような実験を頭の中で想定して、その中で結果を出すと言う、いわゆるシミュレーションですね。で、量子力学をどーしても受け入れられない先生方が、こんな思考実験をしてみたわけです。
- 箱を用意します
- 箱の中に生きた猫を入れてみます
- 箱にふたをします
- 完全密封状態で、その箱に剣をざくっと刺してみます
- ふたを開けて中の猫が生きているかどうかを確認します
ここで、受け入れられない先生方は、「空けてみた場合、生きているかどうかは確率の問題だと言う訳ですね??」と言って、やり込めようとしたんですね。
多分このときの解答は、その箱の中に猫がいる確率は確実に100%で、猫がどんな格好をしてるかは確率の問題。だから剣を刺して猫にささるかどうかも確率の問題でしょ?と言ったんじゃないかと思うのです。
おいちゃんの私見
いやまー、当たり前ですわな。極論言ったら箱に入れた瞬間猫が心臓麻痺で死ぬかも知れんしねぇ。箱の中に入れた時点で猫の挙動は観測できないんだから、ある意味量子力学といってもおかしくないですよねぇ。やり込めるつもりで、正しさを証明してしまったようなもんですね。
日常の同じ理屈
実は、人間の行動って、量子力学に近い。というのも、ある程度の行動パターンを持っているので、ある程度その人間が今どこに居て何をやっているかは想像がつくけど、それは確率の問題。つまりある人間の位置は観測しない限り特定できませんよね。ただ、見た瞬間は、何をやっていたかははっきりとは解らない。そうですね。「何やってたの?」って聞かないとはっきり解りませんから。つまり、位置を特定すると運動を特定できないということになるわけで。
そんなことを考えていると
実は電子とか、原子とかっていう奴らも、人間とおんなじような個性をもってたりして(笑)時々気まぐれに動いてみたり、怒りっぽい奴とか、おとなしい奴とかいたりして、実は小さすぎて測定しきれないのかもしれない。電子いうたら電子とひとくくりにしてしまいますが、実は人間も同じようなことしますしね。日本人だから、とかアメリカ人だから、とか…
って、考えていくと、日本の信仰のなかにある、モノにも魂がある、なんていう言葉もあながちほんとかも知れませんね。だって、機械って、なぜか機嫌があったり、しょっちゅう使ってるときは調子いいのに、休ませてあげると壊れたりと、なんだか人間っぽかったりしませんか??
Page Info | |
---|---|
Page Name : | 日常の量子力学 |
Page aliases : | None |
Page owner : | maruo |
Can Read | |
Groups : | All visitors |
Users : | All visitors |
Can Edit | |
Groups : | No one |
Users : | No one |