フォーメーションフライト

2月 19, 2008

いきなり、ふと思ったこと。
軍用機が、数機編隊でフォーメーションを組むとき。リーダーと呼ばれる1番機は、当然リーダーなので、最も経験豊富な腕が立つパイロットになります。
で、自衛隊の場合では、一番最初はウィングマン(2機フォーメーションの2番機さん)からスタートして、エレメントリーダー(2機までのフォーメーションのリーダー)、4機編隊のリーダー、多数機(5機以上の編隊)リーダーと昇進していきます。機数が増えると、だんだんフォーメーション組むのが難しくなるから。さて、なんででしょう。
2機の場合は、自分の機体の動きで、飛び方に影響を受けるのは1機だけ。
4機になると、もし直線に並んでいた場合、1番機の動きに2番機が影響をうけて、2番機の動きに3番機が、さらに3番機に4番機が影響をうけるので、ずんずんずれが増幅していきます。クルマなんかでも、列の先頭が軽くブレーキ踏んだら、一番後ろの車では急ブレーキに増幅されてるなんてのはよくある話です。
これが、さらに増えるとどうなるかは、もう判るでしょう。ちなみに、おいちゃんが見たことある最大のフォーメーションは、16機編隊が最大かしらねぇ?ブルーインパルスの6機編成も、多数機編隊の区分になりますね。
さて、こんな大編隊のリーダーが、フォーメーションをひっぱるのに必要な能力は何か?

そぉ~~~~~~っと飛ぶこと

急加速、急減速、急旋回などもってのほか。なめらか~に、なめらか~に、後ろのメンバーがしっかり編隊を組めるようにゆっくりと機動します。
なんだ、簡単ジャン?って思うでしょ?これがじ~つはすげぇ難しい。なぜかというと、

危険な状態に陥っても、急回避不可

だからです。んなことしたら、空中衝突の危険もあるし、あまつさえ、リーダーは生き残っても、ウィングマン全て死亡なんて事故も起きるから。なので、つねに先を読んで、安全に、安全に飛ばないといけないのでス。ブルーインパルスのアクロバットにしても、フォーメーション組んでループ、ロールの機動ってのは、とにかく難しい。リーダーは、ちゃんとループできる最低限のスピードとパワーで回ってあげて、付いて来るウィングマンが修正に使用するエンジンパワーを残しておいてあげないといかんのです。リーダーがパワー全開で動いて、同じ機体のウィングマンがおいてかれたら、同じ機体だから永久に追いつけないですよね(笑)常に先読み。余裕を持って誘導してあげる。だからウィングマンは付いていけるわけですよな。しかも空軍には、フォーメーションスピリット(編隊精神)っていうものがあって、

Stay with leader(リーダーに従う)

っていう言葉もあります。特にブルーインパルスみたいに、機体間隔が1~2mなんて超密集隊形の場合、とにかくリーダーの機体をず~~~~っと注視しながら飛ぶわけですよ。でないとぶつかっちゃうし。つまり、視界全体にどでかいリーダーの機体がある。すると、どこをどんな姿勢で飛んでるかなんて確認する余裕もないよね。
その典型的な例で、米海軍のブルーエンジェルスなんて、6機で行うデルタループの練習中に、6機全てが墜落するなんて事故もあるくらい、リーダーの動きをとにかくトレースすることに必死なんですね。
常に計算されつくした、余裕ある先読みの動きをしないといけないわけですよ。逆に信頼にたりる、腕の立つリーダーでないと、ウィングマンもそんな恐ろしいことできないでしょう。リーダーに命預けて飛ぶわけですよ。

リーダーたるやかくあるべし

と思うのはおいちゃんだけ?

まぁ、いまのプロジェクトリーダーでは全くむりでせう

小刻みにふるふると機動修正して、どこにポジショニングしたらいいのかさっぱりわからないし。気を抜いたら、いつ墜落するかわからない操縦だし。フォーメーションを維持するなんてとてもできやしない…あぁ、どーしたもんだかなぁ…

posted in マイライフ, マイワーク by maruo

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