横須賀で写真を撮りながら考えたこと

4月 24, 2014

先日、護衛艦対抗カレーグランプリを見た際に、横須賀でがっつりと、写真を撮りまくってまいりました。その際の写真が、我ながら結構会心の出来で、また仲間うちにも見せてみたところ、すごく反響がよかったのです。そこで、僭越ながら、写真まつわるストーリー、そして考えた事を少しご紹介します。
この時横須賀総監部で写真を撮る際に、これを撮ろう!って思ったのは、

  • 重厚な護衛艦
  • 素顔の自衛官

の2テーマを絶対に抑えよう!と思ってお出かけしたとです。

黒鉄の城 その3
軍艦、護衛艦、っていったら、まずはこんなイメージ!と私の中で捉えた通りのイメージに仕上がった一枚。鋼鉄、重厚、無骨、武装。血が通わない、マシンとしての軍艦。人を寄せ付けない、絶対的な強さの象徴というか、軍の武装たるや、まさにこんなイメージたる、護衛艦。DDG-178 あしがら。あたご型イージス護衛艦の2番艦です。鋭さを感じるけど、なにか冷たいイメージですよね。いわゆる自衛隊に対する一般的なイメージは、まさにコレだと思うのです。

日本を守る人々 その1
こちらは、素顔の自衛官シリーズで撮った、イージス護衛艦 こんごう 搭乗員の女性自衛官の方。担当は砲雷。馴染みのない言葉だと思いますが、砲雷と言いますといわゆる兵装関係です。主砲である5インチ砲、スタンダードミサイル、ファランクス、アスロックといった、いわゆる武装一般を扱う部隊です。私自身、すごく意外だったのが、そういうまさしく最前線ともいえる部署にも女性が配備されていること。まさしく自衛隊の尖兵とも言うべき部署で働かれている方が、これまた、意外な位フレンドリーで、写真を撮らせてください、という不躾なお願いにも、笑顔で「いいですよ」と応じてくれて、敬礼とかしていただけると…とお願いしても、「ハイッ!こう?」なんて感じで。笑顔もキラキラしててね~。とても可愛らしい感じの娘さんで、とても好感が持てる方でした。
自衛隊ってだけでね、組織全体が1枚目の写真のようなイメージで捉えられると思うんだけどね。でも、組織を構成している一人ひとりは、好青年であり、そしてとても責任感が強い、いい若者たちなんですよ。

軍港と暮らし その3
で、2枚目までで事前にイメージしていた写真は満足したんですけども、横須賀総監部にくっついて、軍港に隣接してヴェルニー公園という公園があるんですよ。洋風な感じの公園で、軍艦も見えるとてもいいスポットなんですよ。写真が映えるな-、と思って帰りにスナップしてこう、と何気なく寄ってパシパシと写真を撮っていた所、このちっちゃいお子さんと遊びに来たご家族さんが、とっても微笑ましくてね。横須賀の象徴でもある軍艦を入れて、この風景を収めました。正確には、男性とお子さんがご家族で、女性は、この男性のお姉さんなんだそうですが、子供をあやしているお二人の姿が、なんだかほんわかしません?なんかすごく撮りたくて、めったに人に声かけないんだけども、写真撮らせて頂いてもいいですか?ってお願いして撮らせてもらったんです。この時、改めて思ったんですよ。横須賀=軍港。ミリタリー色が強いこの街でも、こういう微笑ましい、普通の暮らしがあるんだよ。この暮らしは、絶対壊されちゃならない、守られるべき風景だよな、と。これが、平和なんだ、と。

今、憲法第9条の改正がどーの、集団的自衛権がどーの、中韓との確執、尖閣諸島、竹島問題がどーの、といろいろと物議を醸していて、喧々諤々の議論が行われているわけですが、多分、この議論のイメージは、1枚目の写真のイメージで行われてると思うのです。日本は戦争を放棄したんだ。だから自衛隊はおかしい、とか、国土防衛は国家主権を守ることだ、とかね。そう。自衛隊は、装備が目立つからね。軍艦、戦闘機、戦車とかの最新鋭の武装は、まさしく自衛隊の象徴でしょう。だから自ずとイメージがこうなることも分かる。

でも、その装備を使うのは血も肉ももった人間であり、我々と変わらない人たちなんですよ。使命感に燃え、多分そこらへんの有象無象よりも、よっぽど優秀な人達だと思うんです。この方たちは、そういう議論をどう見ているのかな。でもね、自衛官の方々は、自己犠牲の権化だと思うわけですよ。国民の命、財産を守るために、まさしく身を挺して活躍されるわけで。この人達の思いを無視してはいけないとおもうんよね。

そして何よりも、3枚目の写真が一番重要だと思うの。平和とは、まさにこの風景よ。この風景がいつまでも続けと誰もが願うと思う。この風景を守るためには、どうするべきか、が議論の根本でないとダメだと思うんだ。この風景が守られていくためには、いろんな事を考えなきゃいけない。政治、経済、国際関係…ほっぽっとけば平和が続くわけじゃない。一生懸命頭を捻って、努力するからこそ維持される風景だと思うんだよね。人が人らしく生きられる世界とは?安全で、自己実現が出来て、安定した生活が出来るようにするためには、我々は何を成すべきか?を考えないと。

自衛隊が是か非か?レベルの程度ではなく、もっと広い視点でいろんな事を考えないと。人間は光と影を併せ持つ、そういう存在なのだから、キレイ事だけでなく、目を向けたくない非常な現実にも目を向けていかないと、平和な風景は維持できない、と改めて考えた、そんな作品。

仲間からの反響が強かったのも、そんな思いが、伝わったのかな、と思った作品でした。

posted in マイライフ, 時事ネタ, 軍事系 by maruo

Follow comments via the RSS Feed | Leave a comment | Trackback URL

Leave Your Comment

 
Powered by Wordpress and MySQL. Theme by Shlomi Noach, openark.org
ページ内検索

ログイン

ユーザー名:


パスワード:





パスワード紛失

メインメニュー

サブメニュー
自宅鯖計画

Gentoo Linuxな生活

玄箱HGにGentoo格闘記

航空ショーへ行こう

モータースポーツな世界

奥深き写真の世界への誘い

我思う ゆえに我あり



携帯用QRコード