ゼネコン構造、IT土方は悪なのか??

2月 11, 2014

多重下請けは本当に必要悪なのか──ポジティブな改善策を考えてみる

日本のソフトウェア産業の悪の部分としていろいろ言われているIT土方、ゼネコンの構造。これが日本の技術者の価値を下げている、とか言われています。さて、これは本当に、悪なのかどうか…?

この記事にも書かれていますが、日本の雇用形態は、一旦雇うと解雇が非常に困難であることから、こういう形態を取りやすい、といえる。何故ならば…ソフトウェア開発プロジェクトって、ルーチンワークで決まりきった定形作業が常に発生する事務系作業とは違い、プロジェクト制なのですよ。プロジェクトって何かっていうと、ソフト開発が決まった時点で人が集められ、開発が終了すると解散するチーム構造で作業を実施する形態なんだよね。なもんだから、必然的に、人を集め、解散しやすい体制を求めたくなる。すると、人を集めるのに、人材派遣の会社に声をかけることになるわけよ。自動的に…ゼネコン的な体系になる。
じゃあ、これをやめればいいじゃない。直接人をかき集めればいいんだよ。そうなんだよね。そうやって集めるのに、どれほどの工数が割かれるか、ってこと。それだけ開発費に積まれるわけ。なもんだから、結局安くあげるためには、人員を集める能力に長けている協力会社さんに依頼することになる。そして…この記事に書いてあるフリーランスを集めて紹介する事業。これって…結局人材派遣業が形が変わっただけで、ある意味ただのポン引きみたいなもん(爆)結局基本的な構造は変わらないんだよ。

で、これが日本の技術者の価格を下げている最大の原因だ、と言われていますが…それはかなり大きな間違いだと思っている。プロジェクトの構造は、10%の仕様検討者、その他90%のプログラマー/試験等の作業者で賄われていると言える。では、このプログラマー、作業者は、使用検討者が完璧な設計書を用意できるんなら…海外に発注するのよ。中国や東南アジアやインドに。つまり、IT技術者(というかプログラマー)のライバルは、これら人件費が安い人たちなのですよ。ただ、プログラムを組むだけであるならば、海外にいるんだよね。もっと安く出来る人たちが。

じゃあ、高い金がもらえる技術者って、何をやるんだろう?それは10%の仕様検討、顧客対応、開発の受注なんだよね。つまり、技術者としての価値を高めるとすると、ここを攻めるしか無い。しかし、ほとんどの技術者は、ここをやりたがらないんだよね。純粋にプログラムを組みたい。コミュ力?なにそれ?ってのがほとんど。これで高給もらえるわけが無いんだよ…ってことに気付こう。プログラマーは、海外でも人材はいるって事に。今IT技術者に求められるスキルは、アイディアを生み出し、仕事を作りだす人達なんだよ。そこをサボっていては…今後の発展は見込めない。

プログラマーで身を立てたいのであれば、カミソリのような切れ味の、他の追従を許さない高性能のソフトウェアを、短時間で作成する世界で通用するプログラマで無い限りは、高給なんて望めないよ。

さて…話はそれましたが…多分日本の雇用システムをもっと解雇しやすい形態(!)か、フリーランスが活動しやすい形態にならないと、ゼネコン構造は無くならないだろうなぁ。いやむしろ、日本の土壌では、効率的にプロジェクト型開発を推進するベストな解の気がするんだけど…どうだろうねぇ。おいちゃんの考えは間違っているんだろうか??

posted in マイワーク by maruo

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