シンデレラマン

2月 5, 2006

ラッセル・クロウ主演のこの映画。実在のアメリカヘビー級チャンピオン「ジェームズ・J・ブラドック」のストーリーですね…
一応配給会社の意図を逆読みすると、故障が元で、引退を余儀なくされてどびんぼー生活を余儀なくされた主人公が、チャンスをものにして這い上がるサクセスストーリーと、後半のボクシングシーンがメインなんでしょう。多分
で、おいちゃん的な注目ポイントは、ストーリーの中盤かな。時は世界恐慌の時代。職にあぶれ、飯も満足に食えず、電気、ガスすら止められ、ブラドックの長男がサラミを盗んできてしまうのです。そこでブラドックは長男に「サラミを返してきなさい」と一緒に謝りに行くのです。そこで彼は言うのです
「盗みはどんなに貧しくても、絶対行ってはいけない行為だ。もうやらないと約束しなさい。お父さんもお前たちを絶対他所へやらないと誓う」
そう、この長男さんは、貧しくて、食事も満足にできない他所の家の子供が、親戚の家に預けられてしまうのをみて、自分もそうなってしまうのではないかという不安から盗みをはたらいんたんですね…
そんなエピソードからしばらくして…次男が風邪を引いてしまいます。電気もガスも止められたニューヨークの真冬。雪も降るなか、寒さに凍えて、治る風邪も治らない状況なんです…母親は、ブラドックに黙って親戚の元へ預けてしまうのです。それを聞いたブラドックは、「他所へやらないと約束したんだ!」と激怒するのですが、母親の「電気もガスも無い家では、病気が治らない!!」という言葉に、意を決するのです。知人、友人、政府の援助金。それでも足らず、最後の最後に、絶対顔を出したくなかったであろうかつてのボクシングコミッショナーの事務所を訪ねます。落ちぶれたブラドックを見て一堂が唖然とするなか「あと11ドル集まれば電気代が払えて、家族を呼び戻すことができる。もうここしか頼るところがない。俺を助けてくれ」と恥も外聞も捨てて懇願するのです。乞食のようなブラドックにみんなが援助をして、無事家族を呼び戻すことができるのですが、なんていうんでしょうね…守るべきものを守るためには、自分が泥を被ってでも、恥をかいて唾を吐きかけられてでも守り抜くという父親の決意っていうんですかね…すごく胸が熱くなったのですよ。
そんな彼がつかんだボクシング復帰のチャンス。そして死を決意したチャンピオンとの戦いにも、その姿がなんだかダブるんですよね…チャンピオンとの決戦を、死ぬからやめろと提案するプロモーターに、彼は言います。
「試合ができなければ仕事はないんだ。足場の不安定な梁の上で、重い荷物を運んでれば、足を踏み外して死ぬかもしれない…そんな仕事をやめろって言うかい?生きていくためにはそんな仕事でもやらなきゃいけないんだ。あんたたちは生きていくことを軽く考えすぎさ。俺の仕事は、ボクシングだ。そんな仕事で生きていける俺は幸せ者さ…」
…ずしんと心に響く言葉ですよね…金・金・金…なこの世の中。勝ち組だー、負け組だー、ニートだーなどと軽く言ってる奴らに聞かせてやりたい。世の中楽な仕事なんて無くて、生きていくために必死にみんな働くんだってば。自分の仕事にプライドを持って、守るべきもののために働くんだってば。そーいう決意でおとーさんはがんばってるんだってば。伝記なんだから結末は分かっているにもかかわらず、すんげぇのめりこんでしまった作品でした。見てみる価値ありですよぅ~~~

posted in マイライフ, 映画 by maruo

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