デスマーチの条件

10月 12, 2005

実績を積んで、信頼を得たと思っていつつも、やはり所詮は雇われプログラマーなんだなーと痛感させられることしきり。
既に沈みかけている泥舟に乗ってる人たちに、沈むから帰ってこいと必死に叫んでも聞き入れず沖に漕ぎ出すのをただ見ているだけ、そんな心境ですねぇ。
最近、職場で知り合いが読んでいた面白そうな本を見つけて、ちょっと序章だけ読んでみました。その本の特集が「反デスマーチ」プロジェクトをデスマーチにしないための処方箋を書いた本でした。その序章では、何故デスマーチなプロジェクトが発生するのか?が書いてありました。
①失敗しても、プロジェクト取りまとめは責任を取らされず、失敗原因をろくに解析もせずに同じとりまとめが次のプロジェクトを行い、同じ失敗を繰り返す
②経験豊富な現場技術者の意見を聞き入れず、経験不足な顧客の意見だけを取り入れて検討を進めていく
③ウォーターフォールモデルだから手戻りは無い、と決め付けて考慮漏れだらけな設計でどんどん先に進んでいく
④経験不足なプロマネが、現場の状況を把握せず、自分の考えのみでどんどん突き進む
⑤必要以上のドキュメントの作成を決定し、その作成、保守のコストに耐え切れず自滅する
などの日本でのソフトウェア設計伝統なデスマーチの発生要因があるようです。

全部今のプロジェクトに当てはまってる…

私の中では、実はデスマーチにさせないプロジェクト運営方法というのはある程度出来上がっていて、少なくとも私が指揮を執らせて頂いたプロジェクトでは、デスマーチは発生したことがないっす。あ、スケジュール的に絶対無理!と最初に言ったプロジェクトはデスマーチになるかと思いきや、無理がたたって途中で頓挫したことはありますけどね。デスマる前に中止になったので、未だにデスマったことはない。運がいいだけ、かな?
よくリーダーなり立てな人に使う話で、ロッキードマーチン社のスカンクワークスの話をするのですが、このチームの設計方針は
①会議は必要最低限。会議は絶対に10名以下で開催
②ドキュメントは必要なものしか作らない
③流用できるものはなんでも流用しろ
④想定性能の80%で仕様が満足できるならそれ以上やるな
⑤適材適所に人員を配置し、役割以上の仕事はさせない
という単純明快、そーゆー風にできりゃあ誰でもうまく行くだろ?という理屈。で、実際コレを行ってみると、ほとんど何の問題も起きずに作業は粛々と進んでいきます。正直おいちゃんは自分が指揮を執るとかなり暇で楽できます。うまく勢いにのってしまえば、おいちゃんは作業者各員の方向修正を行ってさえいれば、どんどん進んでいくから。まー勢いに乗せるのが一番大変といえば大変なんだけどね。これが出来るか出来ないかで大体プロジェクトの出来は決まると言っていい。
さて、今回行っているプロジェクトはどうか

まるでダメ

なにせ、今ついているリーダーの下の作業者のモチベーションは例外なく低い。作業指示もよーわからん。かつては優れた技術者が多く居たので、技術者間の作業調整でなんとか自転車操業できていたのだが、それも今は昔。うち等のような業種は、作業者がころころ入れ替わるし、そーすると技術者の錬度もまちまち。モーその場その場の調整もできなくなりつつある状態で、ほとんどの人が理解できていない

オブジェクト指向で行く!

宣言ですよ。で、作業者大混乱。さらに100名からいる作業者全員投入してオブジェクトモデルの検討なんかやってるわけですよ。まとまるわけが無い。で、何の技術的進捗も無いままに、既に半年経過。もう末期的。
なおかつ恐ろしいことに

現在リーダーに居座ってる人が取りまとめたプロジェクトは、大なり小なりデスマっている

事実。なので、なるべく関わらないようにしていたんだけどなぁ…かつての優秀な技術者たちが、何とかしてきたけど、今回はちょっと無理かも。既に10年近くチームを組んできたおいちゃんたちのグループも、かなり絶望感に苛まれております。もしかしたら崩壊の危機か?うぅぅぅん。まずい、まずいなぁ…おいちゃんたちをそっとしておいて欲しい…

posted in マイワーク by maruo

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1 Comment to "デスマーチの条件"

  1. だんきち wrote:

    朝会は粛々と進み、ほぼ「手を離れ」ています。ていうかむしろ終わるのが早い(汗
    本日は10分でした。

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