ハッピーエンドなんて、そうそう無いよね…

10月 2, 2016

誰にも望まれていない子供。父親にも逃げられ、身内からも白い目で見られ、たった一人でどうすればいいのか、と思い悩んだ結果、彼女は悲壮な覚悟を決める。一人ででもどうにかしよう、と。
正直、もう無理だ。諦めよう。逃げてしまえばいいじゃないか。何度思ったことか。女手ひとつで育てるなんて絶対無理だ。堕ろせと皆からも言われ。
でも彼女は思った。私が諦めたらこの子は本当に死んでしまう。必死にお腹で育っている我が子を見捨てるわけにはいかない、と、必死に身重な体で働き。
そんな無理がたたり、未熟児で生まれ、様々な障害をもって生まれてきた。
そんな我が子を少しでも健康に、幸せにしてあげたいと、自分の身を削り、いい病院を探し、時には人に助けられながら、障害を乗り越えてきた。
やっと元気になり、このまますくすくと成長してくれれば。そう思えるようになってきた。

そう、ホッとした矢先。

その子には、重い心臓病があることが分かり。突然発作で倒れてしまう。もう心臓移植しか手がないと分かり…瀕死の状態…応急処置でも手術をしないと移植を待つことすら不可能な状態。手をつけようがないと皆が諦め…
「運が良ければ、持ち直すかもしれません」という冷たい宣告
彼女は絶望した。何故、こんなにも我々に試練を課すのか、と…
でも、彼女は思った。黙って、ただ我が子が死ぬ様を待つなんて出来ない。誰もやらないなら、私がやる。今までもそうしてきた。私が、助ける。彼女は覚悟を決め、自分の手で応急処置をし、成功させることが出来、なんとか持ち直す事ができた。

その後…その子はとても由緒正しい血族の末裔で、唯一の跡取りだということが分かり…急に態度が翻る。それまで、何度助けてと支援を要請しても見向きもしなかった由緒正しき人たちは口をそろえてこう言う。
「なんでこんな事になったんだ」
「母親の育て方が悪いからだ」
「万が一にも応急処置が失敗して、死ぬような事があったら、どう責任をとるつもりだったんだ」
「我々が引き取る。あなたとこの子は、もう会わせない」
そして、彼女は我が子と会えなくなった…

彼女は思う。彼は、元気になったんだろうか。幸せに、なったんだろうか。私の事を、少しでも覚えていてくれるだろうか…
彼女は、ただただ祈る。健やかであれ、幸せであれ、と…

…なんとも、救われない話だなー…

posted in マイライフ by maruo

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